意外となんとかなる日記

世迷言を心に、綺麗事を頭に

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数年前に作った業務ツールのプログラムが改悪されて酷くなっていた話

 色々思うことは最初からあったのですが、今の職場にはどうしても確認しておきたいことがあって行くことを決めた経緯があります。実はこの職場は前に行っていた職場です。カッコ良く言えばアイルビーバックを決めたとも言えます。すみません、言葉に負けていますが。

 

 

 何故戻って来たかというと、かつて業務効率化を行うAccessツールをいくつか作っていました。何個か作りましたが、数年経った今どうなっているのだろうという好奇心が勝ったために、こちらの職場に行くことを決めました。

 

 作ったツールは、

 1.基幹システムのデータを社外の顧客へ送付するExcelデータを作成するツール

 2.社内で生成したデータで基幹システムを更新するデータを作成するツール

 とりあえず、この2つが記憶にありました。例え時代が流れても、業務は変わらないため、この2つは残っているのではないか? そう考えたからです。

 

 ですが、行った初日に、基幹システムが創新されていることに気づきました。昔とは全く違う見栄えで、正直戸惑いました。

 「あちゃー、これだけ変わっていたら、昔のツールなんて使っていないかもなぁ」と初日は思いました。

 

 確か3日目だったと思いますが、今の業務で使っているAccessツールの調査依頼がメールで来ました。調査依頼のツールの概要は、基幹システムのデータを社外に送るデータを作成するツールだそうです。

 ん、ひょっとして?と思いつつ指示されたフォルダを開くと、「あれ?このファイル名は見覚えがあるような。ひょっとしてひょっとするのか?」と思いながら、Accessを起動します。

 起動するとメニューのフォームが出たのですが、このデザイン性はどう見ても昔私がやっつけで作ったメニュー画面と酷似しています。業務の工程が増えているため、ボタンが増えていますが、確信できました。1.のツールはまだ生きていたようです。

 

 とりあえずオブジェクト(テーブルやフォームなど)一覧を開くためF11を押す(Access2010)と、目が???となりました。後からいろいろ肉付けしたのはわかるのですが、オブジェクトの数が多すぎます。作った人間からすれば、明らかに不要とわかるワークテーブルが多すぎです。

 すげー嫌な予感がしつつ、モジュール画面を開き(Alt+F11)、プログラムコードを確認すると、「あああ、やっぱりいぃぃ」と。当時書いたコードは全く面影がなく、何をしたいのかわけがわからないよ的なコードになっていました。そんな面倒コードを書かなくても、もっと簡単に出せる方法があるから、もっと楽をしようよ。

 

 ひょっとして私が作ったものでく、別の誰かが新しく起こしたものかもしれません。しかしその可能性はほぼなくて、インポート定義を確認すると、私が昔作ったインポート定義がありましたので、間違いなく1.のツールを元に作られたナニかです。

 

 その翌日には新たな依頼があり、Accessツールの調査を依頼されました。こちらは2.のツールで、1.より悲惨なコードとなっていました。どうやったらこんなコードになるんだろう。もう理解ができません。

 

 

 話を最初に戻しますが、確認したかったのは、昔に作ったAccessツールは数年経過するとどうなるのだろう?でした。

 

 そもそもAccessツールを作ったのは私が業務を遂行する上で、ミスがなくかつ楽をしたかったからです。

 

 1.のツールは、毎回手作業で定型的にやる作業があったので、「そんなん面倒だから自動化すればよくね?」というので自発的に作りました。

 2.のツールは、上司から荒唐無稽なアイデアを出して頂いて「こんなん作ってくれん?」「それ面白そうですね。やってみます」と言って作ったものです。

 

 双方のツールとも現場の評価が高かったです。両ツール導入前は、ほぼ全メンバー(10人くらい?)に毎月40時間程度の残業がありました。両ツール導入後は、私はほぼ定時に上がっていましたし、他のメンバーも私と同じくらいの時間に身支度をしている人を確認していました。

 現場の空気感も、殺伐とした感じはなくなり、穏やかな感じになっていたと、個人的主観ではそう感じました。

 

 それなりに経費削減の一端を担ったつもりなのですが、私に支払われるお金は増えませんでした。これは不満の種ではあるのですが、まあそれはおいといて。

 

 そうこうして、私側の会社の都合もあり、この現場は離れることとなりました。

 あれから数年、どうなっただろう・・・。みんな元気だといいなぁ。そう考えていた時期がありました。

 

 

 ここから今の話に戻ります。

 変わり果てた両ツールを見て、愕然としました。どうしてこうなった!と心の中で叫ばずにはいられません。やりたいことやできることは変わっていないのに、すごく回り道をするコードになってます。いつから白鳥になったんだろう。

 

 コードオタクか?と言われるかもしれませんが、無駄なコードを書くと無駄な時間が発生しますし、バグが発生した際に原因調査に手間取って時間がよりかかってしまいます。そもそもは楽をするためにツールを作ったのですから、手間を増やしては本末転倒です。

 

 余分なコードを断捨離して最低必要限だけにしたらスッキリしてやりやすくなった、というと過去の宗教のフレーズになっているかもしれませんが、業務やプログラムに対してはそういう姿勢を実践していましたし、一定の成果は出ていた(残業時間等で)と実感しています。

 

 

 もうちょっと書くと、たかがAccessツールなのですが、基幹システムの一部のテーブル(10個くらい)のデータを利用して、入力データとしていました。作る際には基幹システムの動きを調べて生成データを確認し、それに合わせるようにAccess側で調整を施しました。こんなものを作った変人は過去にも今にも私だけだと思います。

 これだけ手間を仕込んだ愛着あるAccessツールなのですが、上層の人からみればただのAccessツールとしか見えないのでしょうね。

 

 

 その両ツールがカスピ海ヨーグルト状態になっていました。

 結局辞めるという選択肢をとりましたが、もし残るとすれば、

  1. がっつり一から作り直す
  2. 今の状態に合わせて延命工作に走る

 この2つの道があるかと思います。

 1.については組織にも日々の業務があり、リソースも限られています。上司の判断次第ですが、周りを見る限りプライオリティは低く、日々の業務をこなすことが手いっぱいに見えます。

 

 2.が普通なのですが、見ただけてすさまじいストレスを感じてしまいました。我が子同然に育てていたツールを預けていったのに、めちゃくちゃにされたあげく、めちゃくちゃに育てていくというのは、堪え難きことです。

 「仕事(契約)だからやれよ」となりますが、先にも書きましたがすさまじいストレスです。これ以上病気を悪化させたくありませんので、辞めることとしています。

 

 著作権については問題視していません。就業時間内(残業時間も)のことであり賃金は発生していたため、会社に帰属するのは問うところではありません。

 ただ、自分の作品をめちゃくちゃにされたというような感覚は大いにあります。デザインとかイラストを描く人ならこの感覚を理解してもらえるでしょうか。昇華してもらったのなら「私の負けっ!」と素直に認めますが、変にした上にさらに変にするとかはちょっと勘弁です。

 

 

 「面倒くさい生き物だなぁ」と思われるのは承知ですが、そういう人間が「数年使えるツールの先駆けを作った」というのもまた事実です。"一番槍"をやれる人間ってそう居ないと思うのですよ。

 

 

 もしかして私がツールを作ってしまったからこそ、この状況になったのかもしれない、そういう考えもあるかもしれません。もし私がツールを作っていなければ「そんなことはサンプルが無いからできません」で終わっていた話かもしれない。余計なことをしてしまったのだろうかと、自責の念に駆られることもあります。

 発端は個人的なところから始まっていますが、いつの間にか業務の一部を担っていました。

 

 正直私以外にこのツールの面倒を見ることができる人が、その現場にいない事は理解していました。基幹システムとAccessVBAを知っていないといけなかったからです。そのような人は居ませんでした。引き継ぎはしましたが、もらった人もチンプンカンプンな様子だったことは覚えています。

 過去には戻れませんが、作らないという選択肢もあったのだろうかと考えさせられます。

 

 

 思ったことをつらつらと並べたので、読みにくくてすみません。予想の斜め下を行く展開にかなりとまどっています。

 しかし、それが私の生きる道と考え、この道でどこまで生きて行けるか確かめてみたいのです。行き止まりまで生きていられれば良いのですが。

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