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意外となんとかなる日記

世迷言を心に、綺麗事を頭に

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鉄血のオルフェンズの感想など―すごく楽しめました(ネタバレあり)

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 当方、初代,Z,ZZ,0083,F91,G,W,X,SEED,SEED D,UC,Gレコを見てきたアラフォーおっさんです。短く書くとV,ターンA,AGEとかを見ていません。

 鉄血のオルフェンズは毎週見ていました。考えが消化できつつあるので、感想を遺したいと思います。

 

 以下、ネタバレを含んでいます。

 

 

 

 感想を一言で書けば、なるべくしてなったことで、綺麗に丸くおさまったと感じました。これだけ多数の登場人物が居ながら、それぞれにストーリーがあり収まるところに収まるのは圧巻です。

 全編通して絵がとても綺麗です。絵に関わった方々に感謝いたします。

 効果音も音楽もとても良いです。こちらもありがとうございます。

 

 

 そもそもガンダムの舞台というのは、その時代が投影されている作品が多いと思います。

 オルフェンズですと、鉄華団はブラック企業を投影していて、ギャラドホルンは大企業を投影しているかと。アニメであり架空の世界とわかっていつつも、現実がデフォルメされて描かれていることで、世界観に関して共感(良い感想もそうでない感想も)や理解を得やすいです。

 

 

 キャラについては居る前にそもそもの話ですが、大人側は事情があってその人の想いではない言葉を発することがあります。いわゆるポジショントーク的な感じで、これは一定規模以上の会社であればどこにでも見ることができます。

 一方で、子供側は人のその想いで行動している。現状打破であったり野心であったり。

 

 余談ですが、一般的な話で「大人になれよ」というセリフは、ポジショントークができるかどうか―本音と建て前を使い分けることができるか―ということもあるかと思います。

 (本音だけで生きようとすると、本人はよくとも周りが疲弊します。やがて疲弊した周りの人はその人から去ってしまい、孤立してしまいます。また、建て前だけですと他人の信頼は得られません。他人とのコミュニケーションの手段として、本音と建て前を使い分けることも大切です。)

 別な言い方をすれば、自分の親が「親らしい発言(ポジショントーク)」をしなかったら、その親をどう想うか。そんだけかと。

 

 話を戻しまして、ガンダム(シリーズ)は、

 大人(肩書や立場を持っている人):ポジショントークなんだから言ってることとハラは違うんだ、わかれよ

 という想いと、

 子供(肩書や立場を持っていない人):なんで俺の想ってることをやっちゃいけないんだよ

 という二つの想いがあり、大人と子供の想いが交錯するとき、どたばたハートフル群像劇生み出される、それがガンダムだと個人的に思っています。

 

 

 キャラを見ていくと、オルガとマクギリスは、三日月の異能に魅入ってしまった人として描かれているように見えました。オルガが鉄華団を作るきっかけと、マクギリスがギャラドホルンを倒そうとしたきっかけになっているかと。

 対してテイワーズのおやっさんは、魅入ることなく餌付けしていたと思います。「この世界(宇宙)にはこんなうまい食い物があるんだぞ」と伝えていて、三日月自身に対して生きる目的をおやっさんなりに作る努力をしていたのかなと思います。

 

 ジュリエッタは異能ではなく普通の人として生きることを望んだ人で、普通の人では異能に勝てないことを知りつつ、勝負所を見つけて決めるところで決めたという印象です。

 対してイオクはその辺りを知覚できなかったキャラのように見えます。

 

 二期始まりの辺りで、妹のために鉄華団を抜けるというタカキを見たとき、「あ、こいつずるい」と思ったり。すごく良いタイミングで鉄華団を抜けていると思います。オルガに普通の会社を就職先として世話をしてもらっていました。全キャラ通して、一番の勝ち組だと個人的に思っています。

 

 最後に残ったキャラを見ると、生きる選択をした人だけが生き残ったかと。

 アトラもクーデリアも自分で生きようと選択したから生き残った。

 対して三日月、オルガ、マクギリスはもともと生き残ることを選択をせず、(例えその先に生きる道が無くとも)前に進む選択をしたキャラだと思います。

 異能やモビルスーツの性能だけでは生き残ることはできず、選択しなければならないという風に感じました。

 

 アムロもカミーユもジュドーもその時代の若者を投影しているように思います。そしておそらく三日月も今の時代の若者を投影しているように見えます。

 ラストシーン(最終話後半)に参加するためには、「生きたいという想いと選択が必要」と伝えてるのではないかと考えます。

 

 

 メカニカル方面ですが、触手しっぽガンダムについて、その発想は無かった。

 モビルアーマーが神聖存在状態で驚いた。ビグサムとか思い出すと、そういう設定だったかもしれないと改めて認識しました。

 ビーム兵器がメインでないのも特徴的です。ガンダムというと近未来戦闘が多いと思いますが、オルフェンズはさながら中世の戦争のような泥臭さを感じました。

 ダインスレイブって大気圏を突破できるん?という疑問はありますが、何か設定あったのかな。細かいことはいいけど。多分「正義の鉄槌」の象徴であり、それをバルバトスと三日月に下したのかと。ここでいう「正義」とは「勝者の権利」の意味です。勝ち戦にしか投入できないので、使う側にも判断力が問われる諸刃の兵器だと思います。 

 

 

 最後に、主人公が死んでしまうガンダムシリーズってあったっけ? まったく記憶に無いんですが。あと子供が居るのも少ないかと。ターゲットは女性かなと勘繰りますが、どうでしょうか。

 

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