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SharePoint 2016評価版をHyper-Vで仮想化環境にインストールする手順(1/5)―インストール準備編

 SharePoint 2016評価版の環境構築手順書ができましたので、遺しておきます。

 この手順書を使えば誰でも環境が構築できます。たぶん。

 ※書いている途中ですので、微妙に内容が変わっていくかもしれません。

 

 f:id:Suechan:20171016202046j:plain

 

 

●前置き

 SharePoint 2016の評価版を試用するためには、Active Directory(以下ADと略)環境とSQLServerが必要です。これらを準備した上で、SharePoint 2016をインストールできる状態になります。

 この手順書はインストールできる状態にするための手順について多く記載しているつもりです。

 

 手順の概要として、

  1.インストール準備

  2.AD環境を新規構築

  3.SQLServerを新規インストール

  4.SharePoint 2016をインストール

  5.クライアントから接続テスト

 という手順を記載しております。

 

 公式ページ

 SharePoint 2016 ホーム _ マイクロソフト

 

 SharePoint 2016 インストールガイド

 評価リソース|SharePoint 2013|マイクロソフト

 

 

●対象
 この手順書は以下のような方を想定しております。
 ・「SharePointってなんだろう?」という興味がある。
 ・ADサーバーの構築方法がわからないためにためらっている。
 ・製品準備ツールを使用したときダウンロードが行われず、IE設定のファイルダウンロードを「許可する」にしてもダウンロードが行われない。
 ・製品準備ウィザードを使用せず個別にファイルをダウンロードしたが、MIEがインストールできなくて困っている。
 ・SharePoint 2016製品構成ウィザードを実行したとき、「構成タスク10件のうち3件を実行中」でログに「Microsoft.SharePoinitUpgrade.SPUpgradeException」みたいなエラーが出る。

SPUpgradeException – Error message when you run the "SharePoint Products and Technologies Configuration Wizard" when you create a New SharePoint 2016 Farm – FromTheField

 

 


●前提条件
 ・Hyper-Vを使えるようにしてあること(Windows 10 Proの場合、スタートメニュー右クリック-「アプリと機能」-(右上の)「プログラムと機能」-「Windowsの機能の有効化または無効化」-「Hyper-V」にチェックを入れてあること)
 ・Hyper-Vで外部ネットワークの仮想スイッチを作成していること
 ・4コア8スレッド(Intel i7相当)以上のPCであること
 ・メモリ24GB程度以上のPCであること
 ・ディスクがSSDであり、100GB程度の空き容量を確保できるPCであること(無い場合SSD128GBを準備し、USB接続等行う方法もあるかもしれませんが、この手順書の範疇外です)
 ・クライアント接続テストの際に、作成したドメインに参加するクライアントPCがあること(メモリがあればクライアントの仮想マシンを準備)


 当方の環境は
  ・Windows 10 Pro
  ・CPU:Xeon 1230v3(i7-3770相当)
  ・メモリ:32GB
  ・Cドライブ:Windows 10ブートディスク(M5S 256GB)
  ・Dドライブ:インストールファイル置き場(M5P 512GB)
  ・Eドライブ:仮想マシン置き場(PCI-Expressx1スロットに差したRAIDカードにM5M 256GB*2をRAID0構築 512GB)
  です。Windows Server 2012 R2でも動作することを確認しております。

 


●注意事項
 あくまで評価用環境構築を目的としており、本番環境として使用するには、大事ななにかを知ってか知らずかに端折っています
 ある程度Windowsの操作ができる前提で書いております。

 


●目次 ()内は目安の所要時間です。
 1.インストール準備
  ・各ファイルをダウンロード(100分)
  ・各ファイルを仮想ハードディスクへ格納(10分)
 2.ADサーバーインストール
  ・Windows Server 2012 R2評価版インストール(20分)
  ・ADサーバーインストール(20分)
 3.SharePoint 2016サーバーインストール
  ・Windows Server 2012 R2評価版インストール(20分)
  ・KBファイルインストール(30分)
  ・SQLServer 2016 with SP1評価版インストール(30分)
  ・Microsoft SQL ServerManagement Studioインストール(10分)
  ・SharePoint 2016構成ファイルインストール(30分)
  ・SharePoint 2016評価版インストール(30分)
  ・初期ファーム作成(30分)
 4.クライアントから接続テスト(10分)

 所要時間は6時間くらいです(PCのスペックと回線速度に依存します)。

 

 このページでは1.の準備を記載しています。

 


1.インストール準備
 1.1)Sharepoint 2016に必要なアプリケーションのファイルをダウンロード
 対象は「SharePoint 2016 インストールガイド」のP14「3.2 更新プログラムの適用」を参照し各ファイルをダウンロードします。KB2919442、KB2919355と、「ハードウェア要件およびソフトウェア要件・・・」のリンク先の各ソフトウェアです。
 https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc262485%28v=office.16%29.aspx?f=255&MSPPError=-2147217396#section5

 ダウンロードするファイルを以下に列挙(上記インストールガイドと重複)
 ・Windows Server 2012 R2 評価版

 ・SharePoint 2016 評価版

 ・SQLServer 2016 with SP1 評価版

 ・KB2919442

 ・KB2919355(6個くらいファイルがあります)

 

 以下、SharePoint 2016構成ファイル
 ・Microsoft SQLServer2012 SP1 Native Client
  ファイル名:SQL2012FeaturePack\sqlncli.msi

 ・Microsoft ODBC Driver 11 for SQL Server
  ファイル名:msodbcsql.msi

 ・Microsoft Sync Framework Runtime v1.0 SP1 (x64)
  ファイル名:SyncSetup_ja.x64Microsoft Sync Framework\Synchronization.msi

 ・Windows Server AppFabric 1.1
  ファイル名:WindowsServerAppFabricSetup_x64.exe

 ・Microsoft Identity Extensions
  ファイル名:MicrosoftIdentityExtensions-64.msi (エラーのときWIF3.5を追加)

 ・Windows Server の Microsoft AppFabric 1.1 の累積的更新プログラム パッケージ 7 (KB 3092423)
  ファイル名:AppFabric-KB3092423-x64-JPN.exe

 ・Microsoft Information Protection and Control クライアント 2.1
  ファイル名:setup_msipc_x64.exe

 ・Microsoft WCF Data Services 5.6
  ファイル名:WcfDataServices.exe

 ・Visual Studio 2012 の Visual C++ 再頒布可能パッケージ
  ファイル名:vcredist_x64_2012.exe

 ・Visual Studio 2015 の Visual C++ 再頒布可能パッケージ
  ファイル名:vc_redist.x64_2015.exe

 ・Microsoft .NET Framework 4.6
  ファイル名:NDP46-KB3045557-x86-x64-AllOS-ENU.exe

 

1.2)各ファイルを仮想ハードディスクへ格納
 上記の評価版イメージファイルを除く、KB2919442以降のSharePoint 2016構成ファイルを仮想ハードディスクに格納します。
 (1) 1.1)のファイルをすべてダウンロードする


 (2)ダウンロードしたファイルの「ブロック」を解除する

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 (3)「Hyper-Vマネージャー」の操作タブで「新規」-「ハードディスク」をクリック

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 (4)「開始する前に」で「次へ」を押下

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 (5)「ディスクフォーマットの選択」で「次へ」を押下

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 (6)「ディスクの種類の選択」で「次へ」を押下

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 (7)「名前と場所の指定」で「場所」にDドライブ等の場所を指定(ここでは「D:\VHD\」)

 f:id:Suechan:20171012155139j:plain


 (8)「ディスクの構成」で「次へ」を押下

 f:id:Suechan:20171012155152j:plain


 (9)「仮想ハードディスクの新規作成ウィザードの完了」で「完了」を押下

 f:id:Suechan:20171012155206j:plain

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 (10)作成した仮想ハードディスクをダブルクリックすると、「ファイルをマウントできませんでした」エラーが表示されるが「OK」をクリック

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 (11)スタートメニュー右クリック-「ディスクの管理」をクリック

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 (12)「ディスクの初期化」で「ディスク番号」を控え「OK」をクリック

 f:id:Suechan:20171012155441j:plain


 (13)「ディスクの管理」で上のディスク番号(ここでは「ディスク6」)の「未割り当て」を右クリック-「新しいシンプルボリューム」をクリック

 f:id:Suechan:20171012155455j:plain


 (14)「新しいシンプルボリュームウィザード」の「新しいシンプルボリュームウィザードの開始」で「次へ」をクリック

 f:id:Suechan:20171012155515j:plain


 (15)「ボリュームサイズの指定」で「次へ」をクリック

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 (16)「ドライブ文字またはパスの割り当て」で「次へ」をクリック

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 (17)「パーティションのフォーマット」で「次へ」をクリック

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 (18)「新しいシンプルボリュームウィザードの完了」で「完了」をクリック

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 (19)ディスクボリュームが認識される

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 (20)認識されたディスクボリュームを開き、ダウンロードしたファイルをコピー

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 (21)エクスプローラー左側のボリューム(ここではHドライブ)を右クリック-「取り出し」をクリック

 

 

 これでインストールの準備が完了です。


 次はADサーバーインストールを行います。

 ADサーバーインストール編

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